ダイヤモンドの評価基準について
Carat
(カラット)
Color
(カラー)
Clarity
(クラリティ)
Cut
(カット)
カラットは重さの単位です。1カラット(ct)は0.2グラムに相当します。
この表は、理想的なエクセレントカット以上のカットグレードのダイヤモンドで、それぞれのカラットに対する標準的な直径をあらわしています。
ダイヤモンドのカラーは、DからZまで23段階にグレードが分かれます。
Dカラーが最高級とされており、Zカラーに近づくにつれ、すこしずつ黄色味を帯びてきます。
婚約指輪のダイヤモンドには、無色のDからFカラーまでをお勧めしています。
クラリティとは、ダイヤモンドの透明度を表します。
ダイヤモンドは、炭素が地中深くで高圧力により結晶化したものです。
その結晶化の過程で、他の物質を、内包物として取り込んでしまいます。
その内包物のことをインクルージョンといいます。
また、研磨痕などの表面上の特徴をブレミッシュといいます。
一般的には、ブレミッシュよりインクルージョンのほうが、クラリティに大きく影響します。
実際のブライダル市場では、おもにSI1クラス以上のダイヤモンドが扱われているので、肉眼でインクルージョンを確認することはほぼできません。
ダイヤモンドは鉱物の中でも最も高い2.42という屈折率を持っています。
グレードの高いカットは、光の屈折と反射を最大限に利用することによって、ダイヤモンド独特のまぶしい輝きと深いきらめきを引き出します。
カットのグレードは、Excellent(EX)、VeryGood(VG)、Good、Fair、Poorの5段階で評価されます。
ブライダル用では一般にVG以上のダイヤを扱います。
プロポーションの評価基準には、全体の総合評価とともに、表面の研磨状態を示すポリッシュ、対称性を示すシンメトリがあります。
プロポーション・ポリッシュ・シンメトリの3つすべてがエクセレントのダイヤモンドは、トリプルエクセレント(3EX)と呼ばれます。
エクセレント(Excellent)の中でも、特に美しく磨かれたダイヤモンドは、ハート&キューピッド(H&C)と呼ばれ、8枚のハートと8本のキューピッドの矢がスコープ上に表れることからパーフェクトカットと呼ばれます。
このことから、最上級のダイヤモンドは、ハート&キューピッドのトリプルエクセレント(H&C 3EX)となります。